題材6 全紙サイズで伸び伸びとポスター表現

全紙サイズで伸び伸びとポスター表現

(1)題材名「大きなポスター」(2年)
(2)目標 
 身の回りにある好きなキャラクターを利用し、自分の訴えたいことをポスターとして全紙サイズに自由に表現する。
(3)指導過程(6時間の課題構成)
課題1 
自分の好きなキャラクターを雑誌や漫画などの中から選び出し、訴えることばの構想を練る。
(1時)
課題2 
 訴えることばの文字の適切な配置を考えながら絵柄のキャラクターを全紙に大きく描き表す。
(1時)
dai-1.jpg
dai-3.jpg

課題3 
 訴えることばを決め、絵柄との調和を求めてレタリングする。(2時)
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<
課題4 
 思いのままの彩色をほどこし作品を完成させる。(2時)
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課題5 
 作品を教室や校舎の適切な場所に貼り、実際に学校生活に生かし表現効果を検証する。
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(4)指導のポイント
 どのようなキャラクターを選ぼうと自由にさせる。ただし、作品として表現する内容は前向きのものとさせる。
dai-6.jpg
(5)指導を終えて
 全紙サイズの作品に取り組むのは初めての機会で、最初はとまどっていたが、大きく描くことの快感が伝わり、かえって意欲的に取り組んでくれた。制作場所は美術教室にはおさまらず廊下にはみだすなど数箇所に分かれた。その意味でも、通常の授業と違った解放感を感じて伸び伸びと制作してくれたようであった。
dai-7.jpg
(6)おわりに
 この2つ題材開発のコンセプトはいわばポップアートにある。さまざまな情報の渦中に生きている生徒の感覚をそのまま認めることから出発した題材である。
 題材開発の観点は先付けとして措定できるものが沢山あるが、あまり難しく考えると試みることもできない。失敗を恐れず大担に試みて、生徒の反応に学んで修正していく柔軟さが大切に思う。
 私は、生徒の気持になって「やってみたい。楽しそうだ。面白そうだ」という感覚を大事に題材開発をしてきているようである。また、言うまでもないことだが生徒が生き生きとして表現に取り組んだかどうかが勝負であると考えている。
dai-8.jpg
(J中で実践)


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